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オガ炭、木炭、豆炭の品質評価について

チャコールのビジネスをまだ始めていたばかりの皆さんに、あるいは炭についてもっと知りたい方へ、こちらの記事によって、最初の一歩にとして役立つだろうと思っています!


さて、ご存知のように、チャコールには沢山の種類があります。ヤツ殻炭、木炭、オガ炭、竹炭、豆炭などです。それぞれは、利用性だけでなく、独自の特徴を持っています。例えば、四角炭はシーシャの燃料として使われ、木炭はグリルやバーベキューの燃料として最も優れています。しかし、仕様や品質評価の面では、一般的に必要な項目はすべて共通しています。こちらの記事で簡単に説明させていただきます!


輸出入業務ではMaterial Safety Data Sheet(MSDS)あるいは製品の安全データシートは必要書類になると思いますが、それを得るために、やはり木炭、オガ炭、豆炭などの分析証明書(ROA)が必要なのは間違いありません。この分析証明書は木炭を分解し、その材の品質を評価することです。


下記は弊社のオガ炭のROA一例です。

ココロジの炭の分析証明書
  • 水分 (Moisture)

水分とは、液体や少量の水の成分を指します。ヤツ殻炭や木炭などの場合は、水分とは燃焼が終わった後に木炭の中から出てくる水蒸気の量を意味しています。明らかに、水分が多ければ多いほど、木炭、オガ炭などの質は落ちてしまいます。木炭の重量が増えさせてしまうことだけではなく、燃焼質及び熱量も低下します。やはり、多くのお客様としては、できるだけ高い発熱量で、短い着火時間で、さらに長い燃焼時間で完全燃焼させたいものことを望んでいるだろうと思います。通常、木炭や豆炭の水分組成は6〜8%の間です。

Illustrate charcoal moisture
水分イメージ
  • 灰分 (Ash Content)

灰分とは、燃焼が終わった後に残る残余(鉱物、汚れ、無機物)の量です。高温で加熱しているため、水分、揮発性物質、有機物成分はほとんど除去されています。また、練炭は、天然の炭(木炭、ヤシ殻炭)よりは灰分が多く残っています。なぜかというと、それは、澱粉、粘土、ベントナイトなどの充填材を使用しているためです。また、有機物を多く含むため、灰分が少ないほど発熱量も高くなることが予想されます。インドネシア国家規格(SNI)では、木炭、ヤツ殻炭、豆炭、オガ炭などの一般的なの灰分は4%以下ですが、最大灰分でも8%以下とされています。


How ash was left after the burning is over
オガ炭の灰分
  • 揮発性物質 (Volatile Matter)

水分の他に、分解中に蒸発する可能な成分が多くあります。各チャコールの原料はそれぞれの異なる揮発性物質を持っており、これが燃焼中に多くの煙を発生させる原因となります。言い換えれと、この物質によって、チャコールは不要なCOガスの煙を排出されています。また、揮発性物質を低下するために、一つの方法としては、炭化の過程です。炭化の際に炉内の温度が高ければ高いほど、揮発性物質は少なくなれます。インドネシア国家規格(SNI)では、揮発性物質の最大値は15%であります。

  • 固定炭素 (Fixed Carbon)

固定炭素とは、揮発性物質がすべて蒸発した後の内部炭素量の割合です。最良の炭は固定炭素組成が高いため、燃焼過程で、より高い発熱量を得ることができます。インドネシア国家規格(NSI)に基づき、インドネシアの標準的な固定炭素組成は約77%であります。

  • 発熱量 (Calorific Value)

炭の品質調査項目の中で最も重要なものです。木炭、オガ炭が1グラムあたり、どれだけのエネルギーを発生するかを表示しています。この数値は、炭の温度と燃焼の度合いを示しています。最高の炭は高い発熱量を持っています。したがって、インドネシアの木炭の場合、最も品質の低い天然木炭や練炭でも約5000cal/g程度を持っています。

オガ炭

  • 着火時間、燃焼時間 (Ignition Time, Burning Time)

この2つの項目はRoA実験では測定されていませんが、多くのユーザーやお客様が重視している項目です。

オガ炭の燃焼時間実験


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